■オリキャラに20の質問

「オリジナルキャラクターに20の質問」をカティに答えてもらいました。

このフォント色(紺)は質問者であるロストというオリキャラ、
このフォント色(緑)はカティです。





「(あれ?兄さんだ)ロスト兄さーん!」
「…ん、カティか。お前ひとりか?」
「ああ、みんな用事があるから、ぶらっと近くの修繕作業場見に行ってた」
「そうか…じゃあ暇だな。ついでだ、俺が今から出す質問に答えろ」
「暇って…しかもついでって何」



「第1問。名前は?」
「え、もうはじまってんのっ?カティ・マードックです」
「…まだユウの許可もらえないのか」
「あー、多分一生もらえないかな。 ユウさんは継がせたくないだけだと思う、色々と。
それにほら、おれ自身も自分の名の重みでいっぱいいっぱいだから。 ユウさんの苗字を名乗れないのはちょっとさみしいけどね。」


「そうか。では第2問。自己アピールをどうぞ」
「アピールしなくても兄さんはおれのいいところわかってるじゃないか」
「…お前が魔法にとっっっっても弱いとか、夜な夜な女装して徘徊しているとかか?あと―」
「ちょ…それ弱みだって。 えー、手先が器用だとよく言われるかな。教会の修繕を生業にしてたこともあるよ。
今は仲間と旅をしながらある女の子を護衛しつつ、医療施設が乏しい町村を廻ってる。 人より怪力で速く動けるから戦闘は得意だけど、戦わないに越したことはないよな。
あと、あまり大きな声じゃ言えないけど、鍵開けや変装とかも得意で夜目は利く」
「くどいな…元盗賊だと言えば済むだろう」
「だから、自己アピールするのに一般的にマイナスなこと言えないって」


「第3問、必殺技はありますか?」
「えーと、閃光投針弾!」
「……」
「冗談、冗談だって!そんな冷たい目で見ないで!
技の名前なんて考えたことないけど、投針で相手の動きを鈍くしたりする。
必殺は…エドガーに頼んだほうがいいよ」


「第4問。もし、無人島に行くとした何を持っていく?」
「水と食料は確保したいよなぁ、あと身を守る纏うもの…と考えるとやっぱりダガーかな。
獲物は素手でも狩れるけど、毛や皮を剥いだりするのは刃物がないと難しいし。
兄さんなら何持っていく?」
「俺か?クルーザー」
「…え?なにそれ…」
「この世界にはない、トイレキッチンベッドなどの居住空間設備を備えた、石油を動力源とする金属材質の小型船舶のことだ。 ちなみに動力源満タン食料(予備含)完備」
「それってさっさと帰る気満々じゃ…って、え?ひとつだけじゃないの…?」
「俺はひとつだと言った覚えはないぞ。無人島は興味深いがしばらく探索したら帰る!」
「兄さん…うん、兄さんらしいよ…」


「第5問。自分の食べ物を他人にとられたらどうする?」
「そのままあげる。
ただ、あげられない時もある」


「第6問。ついやってしまうクセは何ですか?」
「鍛えてますから!(しゅっ)」
「………」
「わぁあごめんなさいすみませんでしたっ!
戦闘の時つい一手目に投げ針を使っちゃうこと。 踏み込めばいい相手だってわかってるんだけど、どうしても様子見したり怯ませたくなったり」
「本当、何度手合わせで指摘してもなおらない癖だな。 盗賊特有の用心深さが出てしまうのだろうが」
「だからおれ、兄さんに一勝もできてないんだけどね」


「第7問。座右の銘をどうぞ」
「因果応報、それに会者定離」
「…そうか」
「言い聞かせないと駄々こねそうだからさ。
兄さんって、今見た目どのぐらいの歳なんだっけ?」
「今は…19歳中頃だな」
「じゃあもう追い越した。おれ今21だし」
「第8問。幸せを感じるときは?」
「北の屋敷にユウさんとアイが訪ねてきたりして、全員集合してるとき。
今はセミス達もいればもっといい。みんながいて、話したり食事したり。 あと、アティナー姉さんが…と、ごめん」
「いや、アイツがいればにぎやかなこと間違いなしだ。 食器が割れたり怪我したりする音で(笑」
「その後大変だけどね…(兄さんが)」
「第9問。酒は飲めるか?飲めるとしたら、酔うと何上戸なんだ?」
「飲めるし、酔うと…何上戸なんだろう?
そういや記憶無くすまで飲んだことないなぁ。酒よりつまみが好きだから」
「お前がいると肴の減りが早くてこちらとしては大変なんだがな…大食漢め」
「あはは、だって兄さんの作るもの全部おいしいから。
言ったら腹減ってきた」
「まったく…第10問。長所、短所をどうぞ」
「長所は、怪力だけど素早く動けること。よく食べよく動きよく寝る!
短所は…魔法にめっきり弱いこと。…これ、長所と短所?」
「強みと弱み、だな」
「第11問。印象に残っている夢はあるか?」
「魔法を使ってる夢。エドガーと対峙してた。
もうひとつは、サラにはじめて会った時の夢をよくみる。 あの時上から落ちてきたのには本当にびっくりした(笑」
「…お前は隠し事が多いな」
「秘密が多いほうが、なんか大人って感じしない?」
「第12問。死ぬ前に一度はしたいことはありますか?」
「…考えたことないな。うーん、うーーーーーーん、出てこない」
「それは叶わないことだからか?それとも諦めているからか?」
「どっちも。それに、死ぬ前じゃなくてもしたいことはする、自分と周りの人の力を借りて」
「第13問。これにだけはこだわる!というものは?」
「こだわってるわけじゃないけど、この十字のネックレストップは肌身離さず持ってる。
これがないと魔物化の呪いで周囲を傷つけてしまうから。
あと、鉢巻きは締めると気合が入るっていうのと、刺青隠し」
「第14問。ペットにするなら何がいい?」
「ペットかぁ。狼とか飼ってみたかったんだよな。
でも人里だと無理だし、ユウさんの屋敷じゃ…ペットっていうより、モルモット…」
「…ユウのところではやめておけ」
「…第15問。ストレスはどうやって発散しているんだ?」
「特にない(きっぱり)。
朝鍛錬して飯食ってまた鍛錬したり修繕したりまた飯食って鍛錬して風呂入って寝る。」
「…ストレス発散は、飯食って鍛錬して寝る、と。…いつも通りだな」
「たまに家具作ったりもするけど、ストレスとは関係ないし」
「第16問。好きな天気は何ですか?」
「雲が流れる快晴。それと夕立。
雪も好きだけど、積もった次の日晴れてると気持ちいいよな」
「では第17問。野望をどうぞ」
「野望はないけど大志は持ってる。 ユウさんなら世界征服じゃーっ!とか言いそうだけど(笑) エドガーが望むならおれはあいつを国に受け入れられるよう助力したいし
サラを元の世界に帰したい。ここはエルフにとってあまりよくない世界だから」
「お前自身のことはいいのか?」
「何言ってんの!おれのことはユウさんやロスト兄さん、屋敷のみんながよくしてくれてるだろ。
いつもありがとう。これから甘えさせてもらうから、よろしく!!」
「世話が焼ける奴だな…俺はユウに付き合ってるだけだ」
「第18問。おもわず熱中してしまうことはありますか?」
「教会の修繕。それに家具の彫刻。あと、薪割りとくるみ割り。
この間姉さんがお菓子作るって言うからくるみ割り頼まれたんだけど、 200個ぐらい割って楽しかった」
「すべて素手で握りつぶしたんですねわかります」
「手刀も使ったよ(にこ」
「第19問。やさぐれた時に食べたいものをどうぞ」
「ユウさんが作ったご飯。特に田舎パンとスープが食べたい。
アイが作った甘いお菓子とおいしい紅茶も」
「…たまにはアイに顔を見せてやれ」
「うん、今度サラを連れて帰るよ。
サラ、猫好きだから喜んでくれると思う」


「よし、これで最後だ。第20問。これだけは信じている、というものをどうぞ」
「……うーん、考えたことないな。
信じる信じないとかじゃなくて、今やれることをする。
過信はしないようにはしたいけど」
「この前サラに聞いたんだがお前、彼女の護衛を受けた時に
できる限り護るけど、絶対はないから危なくなったらとにかく逃げろと言ったらしいな」
「ああ、うん。傍にいれば護衛しやすいけど、おれが彼女を傷つけてしまうこともあるから。
おれ自身が護らなくても、サラが無事ならそれでいいよ」


質問提供:「オリジナルキャラクターに20の質問」



「今回も長かったな…」
「兄さん、もしかしてわざわざおれに会いに来てくれたの?」
「いいや、ついでだとはじめに言ったが。さて、そろそろ夕市の時間だな。
30年もののウィスキーと魔蚕の生糸…鳩喰い花の紅蝋と」
「ホントについで…?」
「あと、今宵は赤と青の月が満ちる。カティ、ほら」
「あ、わ!封魔の強化…ありがとう兄さん」